成人式に着用した着物の思い出の中にある母の優しさ

若いときの思い出であるがその頃はまだ家が農家であったので養蚕をしておりました桑鳥や蚕の世話それからまぶしをあんだりと結構蚕の手伝いをしました

まず最初の着物の思いでは成人式の着物です自分が大学生のこともあり上の姉2人は振り袖を作っていたのですが私はあきらめていましたしかし着物自体はとても好きでした

しかし無理は言えないと思い姉の着物を着るからつくらなくていいよと母に意っていましたところがいつもきている染め物やさんに私の成人式の振り袖をいつのまにか頼んでおいてくれたのです蚕をかっていた関係で姉が嫁ぐときも繭を渡して絹にしてその染め物やさんに染めてもらっていました

着物に込められた母の優しさ

母の年代は戦争のさなかであったのでせめて娘には嫁入りの時には着物をひとそろいは持たせてやりたいと言う思いが強かったようですそんな母の思いがあったのでしょう家計の状態も知っていたのでいらないと言っていたのですが新しい赤を基調とした流れるような模様の振り袖が出来上がってきました

その着物は成人式はもちろん大学の卒業式それからお見合い写真にも使われました社会人となり自分で給料を貰うことが出来るようになったのでお茶を習いはじめましたその時にもお茶会や乱れの免許をとるときなどにその着物を着ることができました

成人式1回だけでなく20歳代思い出の場面場面で着ることが出来た着物です今でもタンスの奥に眠っている成人式の着物青春の思い出であるとともに今は亡き母の優しさに包まれた着物です

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